専攻実技(声楽)

学部 1年~

授業の概要

4年間の一貫した個人レッスンを通して、声楽家としての演奏能力を養う。
1年次においては、ヴォカリーズによる練習曲(Concone、Panofka、Vaccaj、Marchesi、Lütgen等)を適宜使用し、正しい発声技術を習得する。原則的にイタリア古典声楽曲集、Bellini、Rossini、Tosti、Donaudy等イタリア語の歌曲集を中心に学ぶものとするが、個々の学生の進度によってはこれにこだわらない。
2年次以降では、学生の技量に合わせ、各担当教員の指示によりイタリア語だけに留まらずドイツ語・フランス語・日本語の歌曲及びオペラ・アリア、宗教曲にもレパートリーを拡げる。英語・スペイン語・ロシア語作品を取り上げる場合もある。
また、古典・ロマン派・近現代のそれぞれ異なる様式感を身につける。4年間を通じ、演奏者としての豊かな感性と表現力を養うことを目標とする。
演奏家としての経験を踏まえ教育を行う。

到達目標

正しい発声法を習得すると共に、歌詞や音楽を深く理解し、響きのある声で表情豊かに歌うことができるようにする。また、幅広いレパートリーに対応可能な知識を身につけられるようにする。

履修資格/履修に必要な予備知識や技能

声楽専攻生、副専攻生

授業の形式

実技レッスン

成績評価の要点①

試験提出課題・作品発表等受講姿勢

成績評価の要点②

1年次:後期実技試験、2・3年次:前期・後期実技試験においては任意の1曲を演奏する。
4年次:卒業試験(後期)では、オペラ・アリア1曲及び2か国語以上・二人以上の作曲家による5曲の歌曲(うち1曲はオペラ・アリアに代えても良い)を提出し、任意のオペラ・アリア1曲と試験当日抽選の2曲、計3曲を演奏する。(1年次・4年次の前期試験は行わない)
成績評価は実技試験の採点結果をもとに行う。

課題に対するフィードバックの方法

次回レッスン時にフィードバックする。

授業展開と内容-前期

内容
第1回

オリエンテーション(レッスン計画等)


第2回

レッスン(読譜と演奏スタイルの研究)


第3回

レッスン(作曲者についての研究)


第4回

レッスン(楽曲の歴史的背景の理解)


第5回

レッスン(取り組んでいる楽曲の分析)①


第6回

レッスン(取り組んでいる楽曲の分析)②


第7回

レッスン(唱法研究)①


第8回

レッスン(唱法研究)②


第9回

レッスン(練習法の研究)


第10回

レッスン(テクニカルな課題の研究)①


第11回

レッスン(テクニカルな課題の研究)②


第12回

レッスン(演奏解釈の研究)


第13回

レッスン(表現技法の研究)①


第14回

レッスン(表現技法の研究)②


第15回

レッスン(試演)


授業展開と内容-後期

内容
第1回

オリエンテーション(レッスン計画等)


第2回

レッスン(読譜と演奏スタイルの研究)


第3回

レッスン(作曲者についての研究)


第4回

レッスン(楽曲の歴史的背景の理解)


第5回

レッスン(取り組んでいる楽曲の分析)①


第6回

レッスン(取り組んでいる楽曲の分析)②


第7回

レッスン(唱法研究)①


第8回

レッスン(唱法研究)②


第9回

レッスン(練習法の研究)


第10回

レッスン(テクニカルな課題の研究)①


第11回

レッスン(テクニカルな課題の研究)②


第12回

レッスン(演奏解釈の研究)


第13回

レッスン(表現技法の研究)①


第14回

レッスン(表現技法の研究)②


第15回

レッスン(試演)


オフィスアワー

レッスン終了後、あるいは後程、教師にメールで質問する。

テキスト

書籍名著者名 発行年 価格 ISBN備考
1

教材

レッスン時に各担当教員より指示する。

その他