専攻実技(作曲)

学部 1年~

授業の概要

古典の範例を音楽的技法としてまず的確に学ぶこと、その上で他者(演奏家を含むあらゆる領域の表現者)あるいは異文化領域(科学、哲学、言語等)に積極的に触れること。それによって、等身大の自己をその時々によって見極め、興味の対象を明確にし、発想を着実に且つ徹底的に掘り下げ、最終的に作品への定着によって、自らを相対化し、表現を新しくする。
演奏家としての経験を踏まえ教育を行う。

到達目標

1)西洋音楽史上の基本的な作曲技法の習熟をはかる。
2)作曲専攻生に特化された授業(作曲法演習、特任教授特別講義、作曲支援プログラム等)により専門性を深化させる。
3)学内外で実施される作品の応募等に果敢にチャレンジし、自らの作品を「音」にする機会を積極的に作る。

履修資格/履修に必要な予備知識や技能

作曲専攻生及び副専攻生

授業の形式

【対面を中心】演習。レッスン

成績評価の要点①

試験提出課題・作品発表等受講姿勢

成績評価の要点②

年一回の作品提出(規定による卒業作品、オーケストラ作品、および演奏審査を含む)。

課題に対するフィードバックの方法

次回レッスン時にフィードバックする。

授業展開と内容-前期

内容
第1回

オリエンテーション


第2回

和音と非和声音


第3回

調性の概観


第4回

拡大調性の可能性


第5回

調性と無調


第6回

形式の定義と応用


第7回

和声と対位法


第8回

12音技法


第9回

歴史的作曲様式の理解


第10回

年代ごとの作曲技法-ルネッサンス期


第11回

年代ごとの作曲技法-バロック期


第12回

年代ごとの作曲技法-古典期


第13回

年代ごとの作曲技法-ロマン派


第14回

年代ごとの作曲技法-近現代


第15回

現代の音楽へのアプローチ


授業展開と内容-後期

内容
第1回

オリエンテーション


第2回

楽曲研究-分析法


第3回

楽曲研究-楽器奏法


第4回

楽曲研究-音響構造の特性等


第5回

楽曲研究-楽器編成による特性等


第6回

楽曲研究-記譜法


第7回

楽曲研究-構成法


第8回

後期提出作品の創作①


第9回

後期提出作品の創作②


第10回

後期提出作品の創作③


第11回

後期提出作品の創作④


第12回

後期提出作品の創作⑤


第13回

後期提出作品の創作⑥


第14回

作品の自己分析①


第15回

作品の自己分析②


オフィスアワー

随時確保します。

テキスト

書籍名著者名 発行年 価格 ISBN備考
1

教材

適宜

その他