8014 博士総合演習C(a)(前期) |
火 3時限 1単位 西原 稔 特別招聘教授 |
調布 |
博士 1年~ |
授業の概要
<シューマン再発見>シューマンの創作の中からあまり取り上げられることのない作品を対象に演習を行います。シューマンの創作はきわめて多彩で多岐にわたります。演習で取り上げる作品はシューマンの創作において大きな意味を持ちましたが、演奏会で取り上げられることは稀です。しかし、シューマンの総合的な理解や解釈には不可欠な作品です。演習を通してシューマンの新たな側面の発見をめざします。
到達目標
シューマンの創作の多面性と多様についての理解することが目標です。馴染みのない作品が主対象となりますが、シューマンの作品及び彼の創作思想などについて考えたいと思います。
履修資格/履修に必要な予備知識や技能
博士課程の学生
授業の形式
【演習】形式 【対面】方式
成績評価の要点①
試験 | 小テスト等 | レポート | 発表・作品 | 出席率 | 授業への取組 |
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○ | ○ |
授業展開と内容-前期
内容 | |
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第1回 | 「パガニーニの《カプリス》による練習曲」作品3,作品10におけるシューマンのパガニーニ受容 |
第2回 | 「4つの間奏曲集」作品4におけるシューマンの対位法研究 |
第3回 | 「クララ・ヴィークの主題のよる即興曲集」作品5における変奏技法 |
第4回 | 「ピアノ4重奏曲ハ短調」におけるシューマンの実験 |
第5回 | 「リーダークライス」作品24におけるハイネ解釈 |
第6回 | 「ダヴィッド同盟舞曲集」第1集(初稿版を用います)におけるシューマンの創意 |
第7回 | 「ダヴィッド同盟舞曲集」第2集(初稿版を用います)におけるシューマンの創意 |
第8回 | 「ヴァイオリン・ソナタ第1番」作品105 第1楽章について |
第9回 | 「ケルナー歌曲集」作品35における詩と音楽 |
第10回 | 「ノヴェレッテン」作品21第1番から第4番 連作曲の思想1 |
第11回 | 「ノヴェレッテン」作品21第5番から第8番 連作曲の思想2 |
第12回 | 「ヴァアイオリン・ソナタ第1番」第2-3楽章について |
第13回 | 「フモレスケ」作品20 第1部から第3部 |
第14回 | 「フモレスケ」作品20 第4部から第7部 |
第15回 |
事前・事後学習-前期
演習の資料は指定された日時までに担当者の西原のもとに送付して必ず添削を経てください。この演習はシューマンの総合的な理解を目標としており、各回の内容が相互に関連性をもちます。資料をしっかり復習してください。
オフィスアワー
学生からの質問があった場合に、日時を設定をして対応します。
教材
学生作成の資料を用います。