音楽学専攻演習 |
水 4時限 2単位 沼野 雄司 教授 |
調布 |
学部 3年~ |
授業の概要
音楽学という学問は近年にいたって、ますます幅広く、さまざまな領域へと越境する姿勢をみせている。この演習では、音楽学、音楽美学、音楽社会学などの文献を出発点にしながら、美術や映画や文学などの諸芸術にかんする文献、そしてそれらの背景をなす思想的な問題(政治、経済、オリエンタリズム、人種、ジェンダー等々)について理解を深め、議論を重ねたい。
毎年そうなのだが、この演習は何か教員が「答え」を持っていて、それを全員に伝授するというクラスではない。教員さえもモヤモヤしていることについて、全員で考察を加え、いわば共同研究体制を敷きながら対象に向かってゆくというのが基本的な姿勢である。
ゆえに音楽学3、4年時の必修授業ではあるが、こうした文献を読みたいという気持ちさえあれば、さまざまな専攻の学生におすすめしたい。とりわけ音楽大学には「演習」形式(いわゆる「ゼミ形式」)の授業が少ないために、大学ならではの知的な議論の場を求めている学生には、よい機会になるはずだ。
文献の内容は、参加者の人数や傾向によって大きく変化する可能性がある。まずは初回のクラスで詳細なプランを配布しながら相談するので、興味のある方は、ぜひこの共同研究に参加してほしい。
到達目標
各人が自分の頭で考え、議論に参加できるようなる。
履修資格/履修に必要な予備知識や技能
予備知識は一切必要ないが、積極的に考え、発言する姿勢が求められる。
授業の形式
【対面】演習形式(輪番制で発表を行なう)。また、人数が多すぎた場合には一定の選抜を行なう可能性がある。必ず初回の授業に参加されたい。
成績評価の要点①
試験 | 提出課題・作品発表等 | 受講姿勢 |
---|---|---|
50% | 50% |
成績評価の要点②
成績評価は、上記の項目についてそれぞれの配分で総合的に判断し、S, A, B, C, Dで評価する。
課題に対するフィードバックの方法
次回授業授業時にフィードバックする。
授業展開と内容-前期
内容 | ||
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第1回 | 内容 イントロダクション |
音楽学という学問について知っておくこと
60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第2回 | 内容 基礎文献1 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第3回 | 内容 基礎文献2 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第4回 | 内容 基礎文献3 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第5回 | 内容 基礎文献4 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第6回 | 内容 応用文献1 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第7回 | 内容 応用文献2 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第8回 | 内容 応用文献3 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第9回 | 内容 応用文献4 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第10回 | 内容 応用文献5 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第11回 | 内容 応用文献6 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第12回 | 内容 応用文献7 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第13回 | 内容 補遺 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第14回 | 内容 まとめ1 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第15回 | 内容 まとめ2 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
授業展開と内容-後期
内容 | ||
---|---|---|
第1回 | 内容 後期のイントロダクション |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第2回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)1 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第3回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)2 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第4回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)3 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第5回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)4 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第6回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)4 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第7回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)5 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第8回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)6 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第9回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)7 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第10回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)8 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第11回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)9 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第12回 | 内容 さまざまな文献(参加者の意向を反映しつつ)10 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第13回 | 内容 補遺 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第14回 | 内容 まとめ1 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
第15回 | 内容 まとめ2 |
指定文献を精読しておくこと 60分 講義内の文献を再読すること 30分 |
オフィスアワー
水曜日13時~14時など。ただしあらかじめメール(numano@tohomusic.ac.jp)でアポイントメントをとることが望ましい。場所:調布1号館106号室
教材
適宜、プリントを配布する。